「冬の旅」1820s!
- megurin37
- 9月28日
- 読了時間: 3分
by 廻 由美子

2025年11月1日(土)
15:30開演(15:00開場)
B-tech Japan(虎ノ門)
松平敬(バリトン)
中川賢一(ピアノ)
〜冬の旅1820s〜
プログラム
F.シューベルト:「冬の旅」全曲
暑い暑いと言っているうちに暦の上では秋ですね。
秋、とくれば冬。
一足先に、深い「冬」の気分を味わいませんか。
【新しい耳】2025〜響き合う20年代〜、このシリーズの最後を飾るのは、
ジャン!
松平敬(バリトン)と中川賢一(ピアノ)という稀有なる実力派が2人!
しかも「冬の旅」全曲、というこれ以上ないプログラムでの公演です!
まずはこのお二人についてお話ししていきます。
現代音楽シーンのド真ん中で、八面六臂の活躍を見せるお二人ですが、松平敬氏も中川賢一氏も、膨大なる知識量、それらをバクバク食べて血肉とし、脳と身体の細部にまで行き渡らせて音楽にするパワー、なんでも受け入れ、なんでも伝達するオープンで温かなスピリット、などなど「底知れぬ感」が満載です。
現代音楽シーンのド真ん中、と書きましたが、両氏とも古典への造詣が深く、古いものから現代へとつながる長い道を、なんら迷わずに歩いているようです。
【新しい耳】にはすでに何度も登場していただき、その都度、私も、客席全員も、心を揺さぶられてきました。
なんでこんなに心が動くかというと、お二人自身が音楽に揺さぶられ、突き動かされて音楽をしているからだと思います。
音楽は人の心を鷲掴みにし、お構いなしに揺さぶり、勝手に動かし、人生を変えてしまう力を持っていますが、まずは「音楽に揺さぶられ、メチャクチャ突き動かされている」ということが大事なわけです。
パフォーマーとなると、突き動かされてフラフラになるだけではダメで、技術、知識、胆力、勇気、など学校でもキチンと教えてくれるものに加え、ユーモア、笑い飛ばす力、楽しむ能力、さらには「基準に合わない感」、「ハミ出てる感」なども必要になってきます(こちらはあまり学校では教えてくれませんが)。
松平敬、中川賢一、両氏はこれら全て網羅しているツワモノであります。
ますます「底知れぬ感」が深まります。
両氏が2021年、「新しい耳」の前進、テッセラ音楽祭で公演した「冬の旅」の動画をお送りいたします。
少しボヤけて見えるのは、コロナ禍真っ最中で、客席との間にビニールカーテンをかけているからです。
今度の2025年11月1日(土)の公演では、もちろんカーテンもありませんし、ピアノはなんと言ってもベーゼンドルファー・インペリアル!
25席強のスタジオですので、シューベルトが仲間たちと共に、空間を音楽で溢れさせた「シューベルティアーデ」のような雰囲気で「ナマ・冬の旅」をお聴きいただけます。
どうぞお聴き逃しなく!
動画コーナー
F.シューベルト:「冬の旅」Winterreise
松平 敬(バリトン)x 中川賢一(ピアノ)
2025年9月25日・記
全日程15:30開演(15:00開場)
全公演90分ほど。途中休憩はございません。
2025年、今後のシリーズ
あと2回になりました!
10/11 (土)HISASHI (vo)x田中信正 (pf)x廻 由美子 (pf)(完売)
〜キャバレー!ガーシュインと禁酒法時代1920s〜
禁酒法とジャズの20年代、田中x廻のピアノ・デュオにHISASHIのヴォーカルでガーシュイン、まさにキャバレー空間!
11/1 (土)松平敬(br)x中川賢一(pf)vol.5〜冬の旅1820s〜
この2人が登場すれば、空間は引き締まり、音楽が濃厚に流れ出していきます。
1820年代に作られたシューベルトの「冬の旅」。まさに20年代を締めくくるのに
相応しいコンサートです!