谷口知聡〜輝く迷宮〜1
- 3 日前
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by 廻 由美子

2026年4月25日(土)谷口知聡(ピアノ)
〜輝く迷宮〜
小倉美春:Rifrazione (2024)
ジャチント・シェルシ:ピアノのためのプレュード第二巻 (1930/1940)より、第13番、第14番、第15番、第18番、第23番、第24番
ベーラ・バルトーク:戸外にて Sz.81 (1926)
春たけなわの4月ももうすぐ。
斬新な音楽を浴びにいらっしゃいませんか。
4月25日は、谷口知聡さんのピアノ・ソロ〜輝く迷宮〜です。
ここで谷口知聡さんのプロフィールをご紹介いたしましょう。
谷口知聡 / Chisato Taniguchi
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻を卒業後、奨学助成金を得て渡仏。
パリ国立高等音楽院第二課程ピアノ科をFlorent Boffard氏の元で修了し、現在同音楽院の第二課程室内楽科及び第三課程現代音楽科に在籍。
これまでに南仏のラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ音楽祭やイタリアのヴェネツィア・ビエンナーレ、ハンブルクのマルタ・アルゲリッチ音楽祭など、主要国際音楽祭に招かれリサイタルなど行う他、2023年に出演したラ・フォル・ジュルネ東京では東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演。
2023年春にはレジデンスアーティストとして、アンリ・デュティユー財団が運営するMaison Dutilleuxに1ヶ月の滞在を許され、フランスのサントル=ヴァル・ド・ロワール地方でリサイタルやレッスンなどを行う。
2022年に第15回オルレアン国際ピアノコンクールで第2位、及び「アンリ・デュティユー レジデンス-ジュヌヴィエーヴ・ジョワ」賞を受賞。
また、2020年に行われた第14回現代音楽演奏コンクール”競楽XIV”で第1位を受賞。
ご覧のようにピカピカのプロフィールです。
オルレアン国際ピアノコンクールは、近代・現代の課題曲で構成される斬新なコンクールで、過去の受賞者には「新しい耳」でもお馴染みの大瀧拓哉さん(2016)、小倉美春さん(2018)もいます。
このコンクールの特徴は、課題曲が近代/現代の作品で占められていることのほかに、「世界初演の曲を入れる」という課題がある、というところです。
谷口知聡さんは、一足先に同コンクールでピアニストとして上位受賞されていた先輩の小倉美春さんが、今や作曲家としても大活躍!ということで彼女に委嘱。
世界初演だけでも大変そうですが、コンクールではそのほかにもクセナキスや権代敦彦や、難曲を次から次へと弾き、ファイナルへと進み、見事第2位を獲得!
また、コンクールでは委嘱作品の小倉美春さんが「作曲賞」を受賞する、というサプライズもありました。
このコンクールは2年おきに行われます。
2つ前、2018年のピアノ部門での受賞者が2022年に作曲賞、というのはコンクールとしてもオドロキだったことでしょう。
今回の谷口知聡さんのプログラムにも小倉美春作品が入っています。
若い音楽家2人がお互いをリスペクトし合い、お互いを刺激し合う様子は、本当に素晴らしいものですが、そのお話はまた後日に。
下はコンクール終了後に2人で撮った写真です。

現在の谷口知聡さんの活躍はご存じの方も多いことでしょう。
東京でもラ・フォル・ジュルネや、トッパン・ホールでトーマス・ヘル(pf)との共演も記憶に新しく、また、全・三善晃プログラム、全・権代敦彦のプログラムで組んだ2つのリサイタルは大きな話題を呼びました。
2022年オルレアン国際ピアノコンクールの時の動画がアップされていますのでご紹介しましょう。
まずは第1次予選です。
若々しく素晴らしい演奏で、審査員席もフレッシュな風を受けたことでしょう。
それぞれの曲の始まるタイムも書いてありますので、どうぞお楽しみください。
【動画コーナー】 ルトスワフスキ:2つのエチュードより第1番(0:00~) トーマス・アデス:3つのマズルカ(2.09~) 小倉美春(委嘱世界初演):Sillage de lignes pour piano(2022)(10:20~) リゲティ:エチュード「悪魔の階段」(18:58~)
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2026年3月12日・記 |





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