谷口知聡〜輝く迷宮〜2
- 13 分前
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by 廻 由美子

【新しい耳】@B-tech Japan 2026
〜モダン・タイムス〜第2弾!
4月25日(土)谷口知聡(ピアノ)
〜輝く迷宮〜
小倉美春:Rifrazione (2024)
ジャチント・シェルシ:ピアノのためのプレュード第二巻 (1930/1940)より、第13番、第14番、第15番、第18番、第23番、第24番
ベーラ・バルトーク:戸外にて Sz.81 (1926)
前回に続いて谷口知聡さんです。
プログラムを見ると、小倉美春、シェルシ、バルトーク、とだんだん過去へ遡っていくように組まれています。
この3人の作曲家は、それぞれ違う時期に違う場所で、それぞれの創作をしてたわけですが、この3人にもなんとなく繋がるものがある気がします。
なにかと言えば・・・
音はいつも揺らいでるし固定できない。1音でも1音じゃない。
出された音は、とどまることはなく、動き、空中で変化していく。
あたりまえっちゃあたりまえですが、彼らの作品を聴いていると、それが如実に感じられるのです。
タバコを吸ってみたい年頃に、部屋で隠れて吸ったはいいけれど、「煙はどんどん広がって、ドアの外に出ていく」という事実を前に慌てる、という経験はないでしょうか。
音、というのもこれと同じで、出したら最後、どこまでも動いていってしまいます。
しかも、空中でどんどん変化していきますから、これをどう耳で捉えていくか、が大切になるわけですし、そもそも音にどう動いてもらいたいか、それにはどう出すか、が演奏者の腕となります。
小倉美春、シェルシ、バルトーク。
刻々と変化する音の迷宮をお楽しみください。
動画では、オルレアン国際ピアノコンクール、セミ・ファイナルの様子をお届けします。
【動画コーナー】
第15回オルレアン国際ピアノコンクール(2022)
セミ・ファイナル
サルバトーレ・シャリーノ:ソナタ第1番(0:00~)
フィリップ・マヌリ:Reseaux (12:33~)
エディソン:デニソフ:Signes en blanc (23:20~)
ヤニス・クセナキス:Evryali (34:21~)
権代敦彦:Cendres Lumineus (44:03~)
関連ブログ
谷口知聡 / Chisato Taniguchi
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻を卒業後、奨学助成金を得て渡仏。
パリ国立高等音楽院第二課程ピアノ科をFlorent Boffard氏の元で修了し、現在同音楽院の第二課程室内楽科及び第三課程現代音楽科に在籍。
これまでに南仏のラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ音楽祭やイタリアのヴェネツィア・ビエンナーレ、ハンブルクのマルタ・アルゲリッチ音楽祭など、主要国際音楽祭に招かれリサイタルなど行う他、2023年に出演したラ・フォル・ジュルネ東京では東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演。
2023年春にはレジデンスアーティストとして、アンリ・デュティユー財団が運営するMaison Dutilleuxに1ヶ月の滞在を許され、フランスのサントル=ヴァル・ド・ロワール地方でリサイタルやレッスンなどを行う。
2022年に第15回オルレアン国際ピアノコンクールで第2位、及び「アンリ・デュティユー レジデンス-ジュヌヴィエーヴ・ジョワ」賞を受賞。
また、2020年に行われた第14回現代音楽演奏コンクール”競楽XIV”で第1位を受賞。
2026年3月20日・記 |


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