by 廻 由美子

【新しい耳】@B-tech Japan 2025〜響き合う20年代!〜
「サウダージ・ジャポニカ」〜魔都・上海1920s〜
沢田穣治(cb) 伊左治直(作曲・鳴り物) 新美桂子(歌、朗読)
桑鶴麻氣子(朗読)廻 由美子(pf ・アレンジ)
日時:2025年4月5日(土)15:00開場 15:30開演
会場:B-tech Japan 東京スタジオ(港区虎ノ門1-1-3 磯村ビル1F)
前回のブログ「サウダージ・ジャポニカ 魔都・上海」はこちらをご覧ください。
だんだんプログラム内容が立ち上がって来ているので、少しお見せしたいと思います。
だんだん、というのも、このコンサートが決まった昨年の4月時点から、膨大な量のメッセージのやり取りが行われていて、その間にこのメンバーでのエル・チョクロのライブなどもいくつかあり、そのやりとりも含めますと、今までにとんでもない量の情報が飛び交っているのです。
アイデアを思いつくとすぐにメンバーにメッセージ。
曲名、楽譜、音源、詩、散文、演劇、映画、などの情報が行き交い、あまりの量に自分の言ったアイデアを忘れてしまうこともしばしば。
まずは大きな鍋になんでもブチ込む、という方法なのですが、申し合わせたようにみんなが静かになる時期があるのがまた面白いのです。
味が出てくるのを待つ、ということでしょうか。
そのうち何か浮かび上がってくるのを見ては新たにブチ込む、ということを繰り返してほぼ9ヶ月くらい「魔都・上海」について考えて来たことになります。
さて、灰汁もちゃんと取ったので、鍋から綺麗に浮き上がって来たものをいくつかご紹介しましょう。
「ウエルカム上海」
「りんごの木の下で」
など「上海バンスキング」(斎藤憐・戯曲)でお馴染みのナンバー。
ついで
寺山修司が歌詞を書いた浅川マキ「かもめ」と金子光晴「薔薇」が一緒に浮かんできました!さて、どうなるでしょう。
大好きな林光さんもニコニコとご登場。
林光「夢」
林光「あばよ上海」
これは佐藤信の芝居「ブランキ殺し上海の春」の劇中歌ですね。
かと思うと
ダリウス・ミヨー「タンゴ・フラテリーニ」と吉行エイスケが仲良く浮かんでいます。
エリック・サティ「グノシエンヌ第1番」がアヤシイものとクネクネしてると思ったら、ジャン・コクトーの「阿片」
美女中の美女、李香蘭が歌った「蘇州夜曲」と中原中也がピッタリくっついて。
他にも昔のアメリカで流行った「上海モノ」ソングも浮かんできています。
ちなみに蘇州は上海から近く、今なら高速鉄道で20数分で行けるようですね。
と、こんな具合で、他にもまだプカプカしているのですが、今日のところはこの辺で。
乞うご期待!
2025年1月30日・記
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