テッセラ音楽祭・第28回「新しい耳」第3夜 について
2021年5月16日(日)16時開演
寺嶋陸也の耳 vol.6 ピアノ・ソロ 〜幻想Ⅱ〜
プログラム
L.V.ベートーヴェン:ピアノソナタ第13番 作品27−1「幻想風ソナタ」
ロベルト・シューマン:「幻想曲」ハ長調 作品17
ディミトリ・ショスタコーヴィチ:3つの幻想的舞曲
休憩
八村義夫:Intimate pieces 作品11
フランツ・シューベルト:幻想曲ハ長調 作品15 D 760 「さすらい人幻想曲」
毎回筋の通ったプログラミングと、大胆かつ繊細な演奏で観客を音楽世界へと誘う寺嶋陸也さんの演奏、前回コロナ禍で実現されませんでしたが、今度こそお聴きいただけます。
もう皆さまよくご存知とは思いますが、あらためて寺嶋さんのプロフィールを
ご紹介します。
【プロフィール】
寺嶋陸也(ピアノ)
東京藝術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。1997年東京都現代美術館でのポンピドー・コレクション展開催記念サティ連続コンサート「伝統の変装」、2003年パリ日本文化会館における作品個展「東洋・西洋の音楽の交流」などは高く評価され、2006年 にはタングルウッド音楽祭に招かれボストン交響楽団のメンバーと自作を含む室内楽を演奏した。作曲、ピアノ、指揮など活動は多方面にわたる。オペラ『グス コーブドリの伝記』『ヒト・マル』『ガリレイの生涯』『末摘花』、ヴォードヴィル『タバコの害について』、『尺八・二十絃箏と管弦楽のための協奏曲』など 作品多数。「大陸・半島・島/寺嶋陸也作品集」(ALCD9026)、「寺嶋陸也plays林光」(NARD5034)「寺嶋陸也ピアノリサイタル~シューベルト3大ソナタを弾く~」(NARC2129~30 )など、多くのCDがある。
常に鋭く、透徹した眼差しで世の中を見つめる寺嶋さんの感性は、身体を通って指先から1音1音に反映されていきます。
ショスタコーヴィチや八村義夫など、近現代の作曲家、そしてベートーヴェンやシューベルト、シューマンといったクラシカルな作曲家が、いかにその時代の社会状況に反応していたか、そして音楽がどんなに大切な役割を担い続けてきたかが、目の前で音になって出現することでしょう。
さて、ミミトモ会員さまにいち早く特別情報です。
「八村義夫:Intimate pieces 作品11 」で廻 由美子が一部共演(連弾)!
まさに当音楽祭ならではの「intimate〜親密」な時間が訪れることでしょう。
当音楽祭に於ける寺嶋陸也さんの数ある名演の中から、有名なベートーヴェンの「月光」をお届けします。