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第1夜、5月17日(金)「イノック・アーデン」について
音楽祭第1夜は、バリトンの松平敬さんと、ピアノの中川賢一さんで、前半にシューマンの歌曲、そして後半にはいよいよリヒャルト・シュトラウスが1897年に作曲した朗読と歌によるメロドラマ、「イノック・アーデン」お送りいたします。
テキストは、ヴィクトリア王朝のイギリス詩人、A.テニスン(1809〜1892)が書いた「イノック・アーデン」です。
これは発売当初に1万7千部を完売するほどの人気を博しました。
どんなお話かというと、、
幼馴染の男女、イノック、フィリップそして器量好しアニーの3人、そのうちのイノックとアニーは愛し合って結婚します。夫となったイノックは妻子を幸せにするために海を越えて稼ぎに行くのです。
様々な要因から10年帰ることができず、やっと帰った時には妻は、イノックはもはや帰ってこないのだと思い、フィリップと結婚しています。幸せそうな家庭を見たイノックは、その幸せを壊さぬように一人死んでいくのです。
この美しいドラマをリヒャルト・シュトラウス(1864〜1949)が、心理的内容を描写する音楽を伴った朗読とピアノの作品に仕上げました。
テニスンの叙事詩とリヒャルト・シュトラウスの音楽が、詩と音楽の最も幸せな関係を生み出したのです!
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