第1夜の出演者や聞きどころをご紹介!
2021年11月12日(金)19時開演(18:30開場)
小倉美春の耳~Call・個展~
出演:小倉美春(作曲・pf)、薬師寺典子(sop)、松岡麻衣子(vn)
(プログラム)
Lucifer for soprano, violin and piano (2021)~とある悪魔のものがたり~ ~a story of a devil~
Pas pour piano , Labyrinthe pour piano (2018) ~光・渦・熔~
~休憩~
ソプラノとピアノのためのモノオペラ (2021) テッセラ音楽祭委嘱・世界初演
“Call” for prayers, monodrama by two players(2021) A work commissioned by Trssera Music Festival, A world premiere
さて、初登場の小倉美春さん、そして薬師寺典子さん、松岡麻衣子さんのプロフィールをご紹介いたします。
小倉美春(ピアノ)
Miharu Ogura
第12回現代音楽演奏コンクール《競楽XII》第2位、第13回オルレアン国際ピアノコンクール第3位以内入賞(自作自演に対する作曲賞を含む7つの賞を受賞)、第81回日本音楽コンクール作曲部門入選、第5回シュニトケ国際作曲コンクール第2位。北とぴあ国際音楽祭参加公演「2台ピアノの新たな可能性~マントラをめぐって~」をはじめ、コンサートシリーズ~「ピアノのために書く」とは~、シュトックハウゼンピアノ曲I-XI全曲演奏会など、国内外で活発な活動を行う。現在、フランクフルト音楽・舞台芸術大学修士課程、及び桐朋学園大学研究科在籍。ピアノをフローリアン・ヘルシャー、廻由美子、作曲を石島正博の各氏に師事。
薬師寺典子(ソプラノ)
Noriko Yakushiji
東京芸術大学卒業後ベルギーへ留学。ブリュッセル王立音楽院修士課程、ゲント王立音楽院上級修士課程現代音楽科(イクトゥス・アカデミー)修了。ベルギー政府給費奨学生、野村財団奨学生。現代音楽コンクール「競楽」第三位受賞。これまでにリエージュ王立歌劇場ラヴェル「子供と魔法」子供役、アニェッリホール松平頼暁「挑発者たち」(初演)アルト役、TWS(現TOKAS)にて企画が選出され東京文化会館少ホールでのリサイタル、近年では企画者として携わった高橋宏治のオペラ「PLAT HOME」をベルギーで初演(7/28、日本初演予定)等、多岐にわたって活動中。近現代のヴォカリーズ作品を集めたCD「ムネモシュネ」発売中。
松岡 麻衣子(ヴァイオリン)
Maiko Matsuoka
桐朋女子高等学校音楽科を経て同大学音楽学部演奏学科卒業、同大学研究科修了。インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー(フランクフルト音楽・舞台芸術大学)にて研鑽を積む。在独中は、トリオ・シュトイアーマン、アンサンブル・リネア等のヴァイオリニストを務める他、アンサンブル・モデルン、アンサンブル・レゾナンツ等の演奏会に出演し、世界各地の主要な現代音楽祭に招聘される。フランスのHORTUSレーベルより、《浄められた夜》他、室内楽作品のCDをリリース。2014年現代音楽演奏コンクール“競楽Ⅺ”第2位。クラリネット、ヴァイオリン、ピアノによる三重奏団、フィディアス・トリオ奏者。
素晴らしい演奏家たちが、未来を音にしていく瞬間です!
耳と全身の感性を研ぎ澄ませて音にする小倉美春さんの作品、しかしそれは決して排他的なものではなく、ミューズを心から尊敬しながらも、同時に楽しく戯れているようで、聴いた後はいつも、「何処かにある美しいもの」を見たような気になります。
小倉さんには改めて9月あたりにインタビューをさせていただこうと思います。その頃には新作もできているのでは・・・ワクワクです。
どうぞお楽しみに!